スキー部活動報告 
スキー部では1月14・15日に長野県の志賀高原 焼額山へ行きました。志賀高原プリンス ホテル西館の泊まり大いに楽しみました。
天気はまずまずの天気、2日目は写真でわかるように快晴で春のような天気でした。
   
 
 
車山・霧ヶ峰高原・八島湿原ウォーキング
                                            ウォーキング部 横内孟
深田久弥の名著『日本百名山』の「62霧ヶ峰」に「妙な言い方だが、山には登る山と遊ぶ山がある。前者は、息を切らして汗を流し、ようやくその頂上に辿(たど)り着いて快哉(かいさい)を叫(さけ)ぶという風であり、後者は、歌でも歌いながら気ままに歩く。もちろん山だから登りはあるが、ただ一つの目標に固執しない。気持ちのいい場所があれば寝ころんで雲を眺め、わざと脇道へ入って迷ったりもする。・・・・」の記載がある。今回は後者の代表である霧ヶ峰高原を6月11日(日)、LCウォーキング部で訪れました。
 4月29日に市川Lと二人で下見をするなど万全の準備をして望みました。総勢20人の参加で、ちょうど梅雨入りの時期で天気が心配でしたが、運良く快晴の好天に恵まれ楽しい一日を過ごすことが出来ました。あるLは奥様がバスに乗る所まで出向いて、ご主人を見送ってくれる風景もみられましたし、夫婦での参加の5組など夫婦仲の良い家庭の方ばかりの様です。
 車山スキー場でバスを降り、ここで冬のスキー用のリフトに乗り継いで、車山頂上直下でリフトを降りました。降りると目前に気象観測用の白い大きなレーダードームが現れました。これを背景にして全員で記念集合写真を撮りました。空は青く澄み、真っ白いレーダードームとのコントラストが素晴らしく、前に並んだメンバーの顔も生き生きとしていて素晴らしい写真が撮れました。
 
 
ここから歩いて20㍍ほど登ると標高1925㍍の車山山頂です。山頂は平で広く、レーダードームの他に車山神社が奉られています。頂上からの展望は素晴らしく、これから向かう草原の霧ヶ峰高原や、終点の八島湿原がわが眼中に収まっていて、その上に遙か遠く白い雪をかぶった北アルプスの槍・穂高連峰や後立山連峰、乗鞍岳、木曽の御岳、中央アルプスの山々までくっきりと見えました。風が有り寒かったのでここで、リュックサックより上着を出して、1枚羽織りました。ここで私が頂上からの展望を説明しようとしましたら、若手の元気のいいメンバーはすでに下り始めていましたので、残ったメンバーだけで、頂上の標識をバックに記念撮影をして急いで車山肩に向かって下山を始めました。
 車山肩までは道幅が広く、緩い下りなので、ゆっくりと展望を楽しみながら降りたいところですが、足下(あしもと)は大小の石がゴロゴロと転がっていて、足下(あしもと)ばかりを見なければならず、時々止まって息を整えながら遠くの山を見るのが精一杯でした。あと1ヶ月もするとこのあたりはニッコウキスゲの大群落が見られ、山一面が黄色に染まります。
 車山肩で大休止、昼食をゆっくり取りました。ここで足に不安のある方二人がバスに乗り、一足先に八島湿原に向かいました。我々もまた歩き始め、草原や樹林帯の間をゆっくりと、八島湿原に向かいました。このあたりはレンゲツツジが真っ赤く満開に咲いて、我々を迎えてくれる予想でしたが時期がちょっと早かったのか、まだ蕾で期待外れでした。鹿の食害もあるのでしょうか、その蕾も大分少なくなったようです。木道になり八島湿原に着きました。八島湿原は尾瀬ヶ原についでの立派で大きな高層湿原ですが、このところの小雨のためか、湿原に水気が少なく、これではまるで「乾原」でした。湿原を半周して後を振り向くと今朝歩き始めたレーダードームのある車山山頂が遙かに遠くに見え、よくここまで長い距離を歩いたものだと改めて感心し、満足感に慕っていました。
 ウォーキング終了後は恒例により、小海リエックスホテルに向かい、ゆっくりと高原の温泉につかり、私の撮した前回の塩山散策と前々回の三島散策の写真のスライドショーを見ていただきながら、美味しいお酒と食事を楽しみました。今回も無事故であり、「日本百名山」の一つを歩いたことで全員が満足の様子で、幹事としての役割を無事果たせたことが何よりでした。